人と仕事を知る

職員紹介④ ケアホーム1年目 Part1

純粋に「手伝うこと」って楽しい。

2019年入社、ケアホーム3ヶ月の安田です。 京都府立大学公共政策学部福祉社会学科を卒業しています。小学校のころから誰かの手伝いをしたり、話しをすることが好きで楽しくて、福祉関連の職業に就くか、動物の飼育員として仕事に就きたいと将来の夢を語っていました。深く考えず高校は文系へ進学したことで、飼育員の夢については(※理系を学ぶ必要があったため)断念しましたが、福祉の夢は叶えることができました。大学は進路指導の先生からこういう道があるよと教えていただき、福祉系の大学へ進学しました。その時、初めて高齢だけではなく、障がい者や児童の支援もあると知りました。大学の時には障がいがある子供と親との外出支援をサポートするボランティアを行ったり、アルバイトもグループホームへ行ったり。福祉業界を選択しました。入所したきっかけも、所属していたNPO法人の研修に参加した際に、ベテスダの家の社名を聞き、「支援方法が1対1で良いよ。」と教えてもらって、施設見学へ行ったことがきっかけです。

あっさりやってのける、普通のこと

アルバイトをさせていただいたグループホームでは、沢山のことを学ばせていただきました。そのことが今につながっていると思います。当時は、介助の度合が異なる5名を2名でサポートしていました。車いすの方と自力で動ける方で、重度の方2名へ介助が必要になると、それ以外の方に対しては必然的に待ってもらう時間が長くなります。私の場合は車いすの方の介助にばかり時間を取られ、その方の話をじっと聞く余裕もなく次のスケジュールが迫ってくるという状況で、一方で自分で動ける人ほど我慢をしてもらい、後回しにならざるを得ない状況にありました。動ける人にしわ寄せが行き、「ちょっとだけ散歩にいきたい。」という要望に応えることができず、「我慢させてしまっているな。」と感じる事も多々ありました。また、全体の流れ(ご飯やお風呂、就寝等)に合わせるために、自力で出来ないことが発生するとルールが増えていく状況でした。例えば洗濯ができるとして、洗剤の量など、1日何杯と決めていてもできなかったら次の日に新たなルールが増えたりします。毎日出社するわけではないので過去を遡って確認をしにいくのですが、決まっていたルールが変化するのでご本人も覚えられず。私も確認してからでないと答えられず。楽しく生活するというよりも、どんどん変わっていくルールに縛られていくような感じで、もやもやがずっとありました。そんな思いを抱えていた中で参加したベテスダの家の施設見学では、デイサービスとケアホームの両方を体験しました。デイサービスの時に先輩社員が「いってみよっか。」と、すぐに散歩に行っているのを見ました。「すぐに散歩って、いけるのか。」と正直驚きました。「なんてあっさりやってのけるんだろう」と。色々施設を見学してバイトやボランティアを通して、より一層そう思いました。

他にはない開放感

「デイサービス」のイメージはいろんな家や施設から人が集まって来て、人で込み合っているイメージです。でもそれがベテスダの家ではありませんでした。車で外出していたり散歩に出かけていたり。ベテスダの家には人がいない。なんかベテスダの家は居場所でもあるんですが、あくまで拠点で。ベテスダの家を中心に集まって、ここから一歩外に踏み出せるというか。他にはない開放感がありました。