1対1でじっくり支援できること
大学時代のボランティア部で、福祉へ興味を持ったことがきっかけです。大学も情報社会学部であまり学科にこだわりなく入学しましたし、それまでは福祉というものが明確ではありませんでした。大学1回生の時、新入生向けの勧誘でボランティア部を見学して、熱い気持ちを語る姿や、優しそうな先輩方がいたので、なんかあったかそうだなと感じてボランティア部に入りました。ボランティア部では40代~60代の障がいをお持ちの方へ外出支援などを行っていました。スタッフが1名で7名の利用者の方を対応していたのですが、障がい者とひと言にいっても車いすの方や高齢者の方、知的障がいや言語障がい等、とても幅広いということをこの時に初めて知りました。大学4年間はこのボランティア部で在籍していたので、就職活動のタイミングで福祉系の企業も視野に入れていました。障がいの支援に関して仕事にしたいという気持ちもありましたが、それ以外の様々な企業も知りたいと思っていましたので、様々な企業を見ました。そんな中で就職ナビでベテスダの家を知り、原稿内容の中で1対1で対応されているということに新鮮さを感じましたし、1対1でじっくり対応できること、写真に写る職員の方の雰囲気にも魅力を感じており、自分の中でしっくりきました。自分も体感したいなと。
目配りと気配りのプロフェッショナル
先輩方は憧れです。仕事ができて、カッコいいと思います。1年目でわからない事やできない事もあって、自分のできない部分に気持ち的に落ち込んでしまうこともあります。でも、そういった時に、ほったらかしにされるのではなく、誰かが「大丈夫やで」と声がかかります。なんとなく気が付いてフォローや声かけをしてくださる。メンバーさんの支援をしているからかもしれないのですが、目配りや気配りが行き届いているというか、そういった事が上手な方が多いなと思います。メンバーさんに対してだけでなく職員に対しても同じで、とても大事な事だなと思います。
みんなで全体を支援します。
週1回の会議ではメンバーさんの様子など、スタッフ同士情報交換をします。自分の部署は7名みんなで情報を交換をするので、担当でなくても9名のメンバーさん全員の事を知る機会です。チームで全体を見ている感じです。もし誰かがインフルエンザとかにかかったとき、チームの絆が発揮されます。自分の友達とか、家族だと誰かが体調を崩すと支え合うと思います。それと同じ。そういう意味でアットホームですね。
今できなくても、できる方法を考える。
大学の時のボランテイアでは月1回の交流や企画とかはあんまりしませんでしたが、レクリエーションを考える時に、ハンディがある分できることが限られるなと自分の中で思っていました。「これは障がいがあるからできひんし」、と障がいによって選択肢が狭まるとというか、可能性が狭くなる。障がいがあると、やれることが限られるなと思っていました。でもベテスダの家に入職して実際に仕事をしてみると、考えが変わったなと自分でも思います。備わっている能力であったり残存能力を活かしていくことが大事だなって。言葉で意思疎通ができなくても、絵とか写真で次の行動を伝えることによって意思疎通をすることができたりします。できない事でもできる事を考える。そんな考え方にシフトしました。