人と仕事を知る

職員紹介①

こんにちは、 浅田です。

まずは自己紹介をします。
京都市出身、「 ベテスダの家 」の所長を務めています。僕の経歴を簡単にお話します。 中学、高校は勉強より野球三昧。この仕事を意識したのは、祖父母を見舞うために訪れた北海道のある病院でした。老人病棟で初めて触れた看護・介護に衝撃を受けました。
衝撃が何かは分かりません。ただ漠然と、この仕事ならやってもいいかなと感じたのを覚えています。
「 ベテスダの家 」との出会いは大学2回生の時。友人からアルバイト先として聞いたものの、高齢者介護を目指していた私にとって、障がい者介護は初めて。しかし新鮮で、大変な中にもやりがいを感じ、迷うことなく入職を決めました。
当時感じていたのは、「このメンバーさん( 利用者様)を、こんなところに連れて行ってあげたいなー」といった普通に感じることを普通に実践することが重要だということ。ここなら、それが実現できると思いました。実は、この「普通」が案外とても難しく、何が「普通」なのか考え方をしっかり持たないと悩んでしまうこともあります。

「本人とも、私たち親とも、本音で 」の言葉に気付いた。

実はこの仕事、簡単に出来ると思っていました。コミュニケーションさえ取っていればいいだろうと、少し舐めていた部分もありました。そこそこうまくいっていましたし、大きな壁も感じませんでした。ところが入職2 年目で担当させて頂いたメンバーさんと、うまくやり取りが出来ないという状況になったことがありました。逃げ腰だったんです。それがメンバーさんにも伝わり、どんどん関係は悪化していきました。その時にメンバーさんのお母さんに言われたのが、「本人とも、私たち親とも、本音でやり取りしましょうよ。」うまく、スマートに、そつなくこなすことばかりで、その一歩先には踏み込めていない。周囲には等身大の自分がばれていたのに、自分だけは背伸びして、出来ると信じ切っていました。
この出来事をきっかけに表面的ではなく、まずは自分自身の本音を相手に伝え、相手の本音も教えてもらうこと。テクニックや専門性より、もっと大切なことがあることに気付きました。それからはお互いの関係を大切にし、基本は人と人とのつながりだと押さえられるようになりました。